歯医者多すぎ!?今後の歯科医の展望と、需要を満たし、歯科医が生き残るための方法を考えてみた。カギは予防医療・審美歯科なのか!?

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目次

歯医者が倒産の危機と言われる2つの理由

歯科業界では、歯医者が多すぎて開業医として成功するのが難しいといわれ始めています。

歯医者の数が過剰に増えると患者の取り合いから経営難に陥りやすいため、今後は「勤務医」or「開業医」を真剣に考える必要がありそうです。

歯医者はコンビニの数より多い

厚生労働省

2017年の医療施設動態調査によると、歯医者の数は「68,872店舗」。

これは大手3社のコンビニ数よりも多いんですね。

  • セブン-イレブン:20,622店舗
  • ファミリーマート:16,715店舗
  • ローソン:13,922店舗
  • 合計:51,259店舗

2018年11月時点では、大手3社のコンビニ数は合計で「51,259店舗」です。

歯医者はコンビニのように派手な店構えではないため、「たしかに歯医者は良く見かけるけれど、コンビニより多いのは意外」という感想の方が多いと思います。

歯医者の数がコンビニよりも多いことは、患者さんにとって嬉しい状況です。

しかし、経営が苦しい歯医者が増えると「患者への対応が雑になる」という問題を指摘されており、このような状況だからこそ口コミや評判を意識した経営が求められるでしょう。

少子高齢化で患者数が減る

日本の将来推計人口(平成29年推計)

今のまま歯医者の数が増え続けても、患者数が増えれば倒産の危機は免れます。

しかし、2017年の日本推計人口では、2005年あたりから総人口が減少傾向にあり、これも開業医の成功が難しいといわれる理由です。

2005年は「出生数・1,062,530人」の「死亡数・1,083,796人」と死亡数が上回り、翌年の2006年は「出生数・1,092,674人」の「死亡数・1,084,450人」と盛り返します。

ですが、2007年以降は出生数が死亡数を上回ることはなく、2017年は「出生数・946,065人」の「死亡数・1,340,397人」と差が広がる一方です。

歯医者を開業する歯科医師の人数

「歯科医師は合計で何人いるのか?その内、開業医はどのくらいなのか?」も抑えておきたい情報ですね。

歯科医師数は約10万人

厚生労働省

2016年の歯科医師数は、合計で「104,533人」です。

歯科医師の主な従事先の人数は「病院・12,385人」の「診療所・89,166人」、多くの歯科医師は診療所に勤務しています。

歯医者を開業するのは個人の歯科医師が多い

厚生労働省

2017年時点、歯医者の数は「68,872店舗」

その内訳は「医療法人・13,567店舗」の「個人・54,688店舗」となっており、世間の歯医者のほとんどは個人の歯科医師が開業しているんですね。

昔から歯科医の主な従事先は診療所

厚生労働省

歯科医のほとんどが診療所に勤務している状況は、最近の出来事ではありません。

1982年から歯科医は診療所に勤務するのがスタンダードであり、病院に勤める歯科医の推移はずっと低推移です。

一方、診療所に勤務する歯科医の数は増加傾向になっており、「歯科医のほとんどは開業医になる」ことからも、歯医者多すぎという状況はなるべくしてなったといった感じですね。

開業医の年収

今後の歯科医のキャリアを考える上で、「開業医はどのくらい儲かるのか?」も気になる情報です。

まず、賃金構造基本統計調査の基本給だけで年収を計算すると、2017年の勤務医の平均年収は「7,197,600円」

開業医の平均年収は正確なデータがありませんが、およそ「200万円~3,000万円」が年収幅で、開業医の平均年収は「約1,200万円」といわれています。

経営に成功している開業医は1,200万円を平均に3,000万円も夢ではないという状況、逆の場合は年収が200万円をきることもあります。

これでは開業資金の借金を返済することすら難しいですね。

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今後、歯科医が生き残るための2つの方法

今後の歯科医の展望を考える上で、「勤務医」or「開業医」が重要なポイントです。

歯医者が多すぎる状況を踏まえると、自分で開業せずに勤務医としてキャリア成功を目指すのが1つの方法でしょう。

勤務医の歯科医師は年齢に応じて高収入を得られる傾向があるので、他職業と同じようにキャリアを積みながらも転職先を見極めることが大切です。

開業医はホワイトニングのような美容専門の審美歯科として立ち上げたり、地方で開業するなど、とにかく経営で成功することが必要不可欠でしょう。

勤務医は仕事あるの?

歯科医師は開業医が多い状況からも、そもそも勤務医の仕事があるのかどうか疑問に感じますよね?

これは歯科医師の求人情報を元にすると、「一般歯科」や「審美歯科」など、歯科求人は多いです。

歯科総合サイトや歯科医師専門サイトなど、転職サイトもたくさんあります。

基本的に「平均年収・約700万円」を目安にしながら転職先を見つけることがポイントなので、転職サイトをうまく活用してみてはいかがでしょうか。

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開業医は「地方開業」か「審美歯科」?

開業医を目指す場合、「地方開業」と「審美歯科」を考慮してみてください。

「歯医者が過剰」という状況は全国的にみられるものではなく、人口の多い都会ほど影響が出ているといわれています。

都道府県別の人口10万人の歯科医師数

厚生労働省

こちらは人口10万人に対する歯科医師数の統計ですが、東京は群を抜いて歯科医師数が多いです。

青森県や福井県など、人口10万人に対して歯科医師数が少ない都道府県もたくさんあります。

開業医だけではなく、勤務医の転職を検討する場合も地方は狙い目かもしれませんね。

都道府県別の歯医者数

厚生労働省

こちらは都道府県別の歯科診療所の数ですが、東京は「10,652店舗」と圧倒的に歯医者の数が多いです。

鳥取県の「258店舗」や島根県の「271店舗」など、歯医者の総数が少ない都道府県はたくさんあります。

単に歯医者の総数が少ないから開業医として成功できるというわけではありませんが、すでに歯科医師数も歯医者数も過剰な東京で勝負するよりはチャンスがあるかもしれませんよ。

審美歯科はさまざまな経営戦略を考えられる

開業医でもう1つの選択肢として考えたいのが、審美歯科です。

矯正歯科やホワイトニングなど、専門性を持つ審美歯科なら一般歯科との差別化を図ることができます。

たとえば、歯医者が多すぎる東京でも「芸能人が続々来店!セルフホワイトニングで気軽に歯を綺麗にできる!」といった審美歯科が成功の代表例です。

この路線はさまざまな経営戦略を考えられるのがメリットです。

たとえば、セラミック治療専門で開業する場合、他の歯医者に比べて自由診療の価格を下げるだけでも患者さんを獲得しやすいですよね。

POINT!

患者目線では、審美診療は価格がもっとも気になる。安い治療費で満足できる結果を得られるなら、口コミで評判が広がりやすい。

まとめ

今回は歯医者が多すぎる現状を歯科医師数や歯医者数のデータをもとに紹介しましたが、これから王道である開業医を目指す歯科医師の方は何かしらの工夫を検討するほうがいいかもしれません。

今のところ歯科求人はしっかり見つけられるので、勤務医として模索していくのが安定です。

開業医は美容専門の審美歯科や地方で開業するなど、経営を工夫することが求められます。

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